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晴れの日は突然に

Chaiと飼い主は6年半の間、大学病院の行動診療科も受診していました。

先生方の「長いですね!」という言葉で気付きましたが、問題行動がおさまって終了される方が多い事と思います。
しかし、もっと長く受診を継続されているコも居るとの事で、私たちもずっとお世話になるつもりでいました。

終了したきっかけはいくつかありますが、長期間の中で診察の料金や頻度も変わり、担当医も変更になりました。
そして明確になった事がありました。

残念ながらChaiの攻撃がゼロになる事はない、という事実。
またその中でも、当時が良い状態だと思えたので、一旦けじめをつける事にしました。

飼い主の中で、色々なタイミングが合致した、という事も大きいかと思います。
ちなみに受診を一旦終了しても、いつでも再開可能との事でした。


Chaiの攻撃が出始めたのは1歳半の頃からなので、なんと11年前です!長い間葛藤は続きました。
様々な薬・トレーニング・対応方法を試して、何とかChaiとの生活がより過ごしやすくなる様に、Chaiも飼い主も努力してきたつもりです。
近年では、生活もChaiに合わせるという飼い主ばかっぷりも発揮しています(笑)
その甲斐もあってか、攻撃が起きるパターンは大分把握しやすくなりました。

しかし、一つの攻撃パターンを何とかやり過ごせる様になっても、また違った形で出てきてしまいます。
Chaiの体調や時期によって悪化する事もあるので、一筋縄ではいかない、いたちごっこの様でもありました。
治療期間が長くなるにつれ、いつまで治療を続けるのか、終わりがくるのはChaiがいなくなる時なのではないか、とも考える様になりました。

そんな中で、たまたま担当医が変更となり、思い切って伺ってみた所、
やはり今まで通りで、Chaiが試せる新しい薬もないし、攻撃がゼロになる事はないだろう、と再確認できたのです。

残念と言えば残念な結果にはなりますが、飼い主にとっては有意義な話でしたし、気持ちもすっきりしました。
ベースに水頭症とてんかんという病気がある限り、複雑に絡み合っている行動に対しても、画期的な治療方法が見つかるわけではないのです。
秀才や優秀な方が集まる大学の病院なので、最先端の情報も入ってくるはずです。
何より、日本で数名しかいらっしゃらない認定医のお二人が言うのだから、間違いはないと確信しました。

今までも分かっていた事ですが、この時に何故だかすっと納得できました。
諦めるのではなく、今まで頑張ってきた結果だからこそ、割とポジティブに捉える事ができたのかもしれません[ぴかぴか(新しい)]
以前にも感じた事ですが、この飼い主の気持ちの変化は、行動診療科を受診した事と先生方のお陰だと思っています。
https://cloudless-sky.blog.ss-blog.jp/2015-06-05


「晴れの日はやってくる[晴れ]
行動診療科の終了を決意した時に、心からそう思えました。

ブログのタイトルを付けた時は、自身でも半信半疑な部分もあり、希望も含んでいました。
Chaiが長生きできるのかも、正直分かりませんでしたし‥。
終了して3年が経つ現在は、虹が出ている様な、穏やかな時期が続いています[犬]


そしてもちろん、晴れの日だけではなく、曇りや雨の日もやってきます。

現在Chaiの攻撃が出るパターンは大きく2つ。
・飼い主の膝の上に登った直後
・Chaiの起床から数時間以内に、飼い主が着替えた時

あくまで素人の考えですが、神経のスイッチがあるとしたら、切り替えが上手く行かない様な感じです。
特に急激な切り替えはChaiの負担になる様な気がしますし、継続する負担も攻撃を起こしやすくする様に見えます。

年齢的にも他の疾患が気がかりになってきたり、攻撃以外にもまだまだ闘いは続きますが、
今後もChaiが穏やかに過ごせる様に、悩みながらもより良い決断をしていきたいです!

IMG_1291_1.JPG

2年前とポジションが全く変わらず[わーい(嬉しい顔)]強いて言えば、前肢の皺が増えた位でしょうか[ひらめき]
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