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一緒に生活がしやすいという事 [日常]

病気の症状として問題行動が起こる場合、完全に抑える事は難しいと思うし、
一緒に生活するという事はやはり楽ではないと思います。

始めは「犬が噛まない事」が目標だと思っていましたが、
行動療法、薬物療法、それでも駄目なら出来るだけ噛まれない様に、噛まれても酷い怪我をしない様に、
と話が進むにつれて、いつの間にか「一緒に生活をしやすい事」が目標となっていました。


正直に言えば、今回の大学病院での受診にてChaiのスペースをとる提案をされた時は、
隔離の様な気がして、一緒に生活をする意味についての葛藤もありました。

普段は出入り口を開けておき自由に出入りも出来、攻撃が起きそうな時は閉じておくので、厳密には隔離とは違うのですが。

Chaiは甘えん坊で抱っこが好きなので、膝の上に居る事も多い一方で、その時に攻撃が起きる事もあります。
その様なお互いの癒しの様な時間も、Chaiのスペースに入れて置かなければならないのか、とか
自分が我慢出来ればその必要はないのか、とか

他から見ればつまらない事かもしれませんが、色々と考えてしまい(・・。)ゞ

よく考えてみれば、先代犬のしいちゃんは番犬だったので、ずっと庭で一匹で過ごしていました。
家族の誰かが帰宅したり、庭に出たりすれば構って貰えますが、室内犬と比べると接する時間はとても短かったと思います。
それでもしいちゃんは楽しそうだったし、私自身も幸せでした。

今は一人と一匹の暮らしで、在宅中は寝ている時以外は引っ付いている(笑)状態が当たり前となっていましたが、
もう少し距離を取っても良いのかもしれないと思い直しました。


攻撃が起きる=脳に刺激を与える度に、反応が起きやすくなる事もあるのだとか。
出来るだけ脳にダメージを蓄積させない為にも、そういった刺激は少なくしたいです。
Chaiの場合は凝視→私が動いた時に攻撃、というパターンが多いので、攻撃が起きそうな状態の時に目に見える物も少ない方が良いみたいです。


当たり前かもしれないけれど、行動診療では犬と飼い主それぞれ、そして両方へのアプローチが必要なのだと改めて感じました。

もちろん躾だけで改善すれば素晴らしいと思いますし、その為には犬だけでなく、飼い主も努力する必要があります。
犬歯切断の話に戻れば、一緒に生活をする上で必要があるならばそういう選択肢があるという事。
ただ削っただけでは攻撃は収まらないという事。

色々な情報を元に、それぞれの犬と飼い主家族にとってより良い選択が出来れば良いなと感じました。


ねじれた格好で寝ているChai(●´艸`)
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真剣に眠っている模様(笑)
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タグ:行動診療
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